Okayama Osteopathy Institute 岡山オステオパシー研究所
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(注)文中用語について
オステオパシー医学とは
オステオパシーの原理
研究テーマ
テクニックの系統別分類
@筋膜リリース
Aカウンターストレイン
B筋エネルギーテクニック
C神経・筋テクニック
D頭蓋仙骨療法
E内臓マニピュレーション
F高速低振幅H.V.L.A
G体性感情解放
 

Aストレイン・カウンターストレイン
Strain-Counterstrain
(ストレイン - カウンターストレイン)

1964年にオステオパシードクターであるローレンス.H.ジョーンズ医師により発表された、アメリカで一般的には「カウンターストレイン」と呼ばれ、オステオパシーを学ぶものなら是非習得しておかなければならないテクニックである。

椎骨矯正に一大革命をもたらしたソフト矯正であり、治療法も自分で治療を受けた者でないと信じ難い程ソフトで永年の腰痛を数分間で完治せしめる事ができるほどすばらしいテクニックであるが、専門書の難解さが普及を妨げたとも言われている。

従来の椎骨矯正は、変位を起こした骨格を押し戻す方法(椎骨変位=スパイナルリージョンの原因は筋拘縮により骨格を引張っているからなので、拘縮を起こした筋肉を無理に伸ばす・引き剥がす可能性が強い)が一般的であったが、このテクニックは、拘縮を起こした筋肉をもっと縮める状態・姿勢を作るという全く逆の方法をとる。

拘縮した筋肉は、伸ばされる時に痛みや不調を感じるが、縮める時には痛みや不調を感じない。
この問題の筋肉を最も縮めた状態=筋肉の起始と停止を近づけた状態(言い換えれば、ズレた骨格をもっとズラす姿勢=痛くない楽な姿勢)を緩やかにつくり、90秒間そのままにし、その後患者が力を入れないよう緩やかにに元の姿勢に戻すと筋スパズムが解放(リリース)される。
筋スパズムが骨格変位を起こしていたのならば引張る力がなくなり、変位(ズレ)は解消され、痛みや不調を出していたのならそれも解消され、筋肉に負担をかけないので副作用の心配もない。
(起始と停止とは、筋肉の始まりと終わりのことで、体幹に近いほうの骨格への付着部が起止であり反対が停止)

カウンターストレインさせる時に痛みが発生するようならば、どの筋肉が悪くなっているかドクター側の判断の間違により、拘縮した筋肉を伸展させてしまっているか、他の拘縮した筋肉を伸展させ痛みが発生しているものとし、いずれの場合もその時点で治療を中止するので、ある意味検査を兼ねているとも言え、治療事故すら起こりえない安全で画期的なテクニックである。

過敏点=テンダーポイント(体性機能異常からおこる痛みの過敏な箇所)を確認し、カウンターストレインにより痛みが解消される姿位をとらせるというプロセスをとることから別名=過敏点療法(テンダーポイントTender points療法)とも呼ばれる。

理論的に開発されたテクニックではなく、万策尽きたドクターが治療中に偶然患者が楽な姿勢を見つけ、検証を重ね確立していった手技であり、現在は理論体系付けられ、簡潔にいえば「これ以上縮まることができないところまで筋肉を縮め、筋紡錘=マッスルスピンドル(筋肉の長さに反応する神経伝達機構)に働きかけ、中枢神経から『この筋肉は、これ以上収縮できないのだから、弛緩させよ』という信号をフィードバックさせることにより、筋スパズムを解放(リリース)出来ると考えられている。

腸骨AS(骨盤のズレ)のS.C.S.テクニック
このまま90秒保持するだけで、ズレは元に戻ります。
もちろん施術中に痛み何てありません!


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