Okayama Osteopathy Institute 岡山オステオパシー研究所
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(注)文中用語について
オステオパシー医学とは
オステオパシーの原理
研究テーマ
テクニックの系統別分類
@筋膜リリース
Aカウンターストレイン
B筋エネルギーテクニック
C神経・筋テクニック
D頭蓋仙骨療法
E内臓マニピュレーション
F高速低振幅H.V.L.A
G体性感情解放

D頭蓋仙骨療法
Craniosacral Therapy
(クラニオ・サクラル・セラピー)

現在のオステオパシーにおいては、「頭蓋仙骨療法(C.S.T.)」を抜きにしては語ることは出来ない。
1900年代の初頭、ミズリー州カークスビルにあるアメリカン・オステオパシー・スクール(現カークスビル・オステオパシー大学)の学生であった、ウィリアム・G・サザーランド(後D.O.,M.D.)は頭蓋縫合に興味を持ち、それまで不動結合と教えられていた縫合が動くように思えてならなかった。彼は「自然のデザインには必ず目的がある」のだと思い、観察・研究の末にやはり縫合は動くのだと発見した。(大きく動くのではなく、頭蓋全体が膨張する際の「遊び」があると思ったほうが理解しやすい)

この発見が元になり、脳脊髄液C.S.F.の循環やそれにより発生する頭蓋と仙骨の波動循環リズムC.R.I.が確認された。
オステオパシーでは、頭蓋仙骨リズム(1分間=6〜12回位)を第1呼吸メカニズム(死ぬまで連綿と続く)と横隔膜呼吸(肺呼吸:1分間=16〜18回位)を第2呼吸メカニズムと区別している。

脳から脊髄は三層の膜(外側から硬膜・くも膜・軟膜)からなる髄膜に覆われている。
硬膜のわずかな「ひずみ・ゆがみ」が、くも膜と軟膜の間(くも膜下腔)を循環する脳脊髄液の循環不全を起こし、これが原因で神経障害や不定愁訴を誘発する。

その後に「頭蓋仙骨療法の第一人者アプレジャー博士」が発展させ系統付けたのがC.S.T.のテン・ステップ・プロトコル(10段階の治療システム)である。

「脳脊髄液の循環不全」の改善を図るのが「頭蓋仙骨療法」であり、主に10ステップ・プロトコルによりアプローチする。横隔膜等の体幹隔壁の制限リリースには「10g」、頭蓋縫合の制限リリースには「5g」の圧で行なうが、5gといえばA4サイズの紙1枚くらいの圧力であり、まさに「超ソフト手技」である。
(加圧力は標準的数値であり、状態により使い分けます。)

現在、アメリカ・パームビーチにある「アプレジャー研究所」では非医師や民間療法師に対しても研修会(ワークショップ)が開催され、一般人に対しても広く門戸が開かれています。

(禁忌事項)
頭蓋仙骨療法の「CV-4テクニック(後頭骨を圧迫・コンプレッションする)」などは急性・慢性の骨格病変に有効、脳と肺のうっ血を取り去るのにショットガン的効果があるが、一時的に脳室を圧縮することになるので、脳の血管系障害(静・動脈瘤、脳梗塞、脳血栓)のある人や特に高血圧の人には厳禁。


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