Okayama Osteopathy Institute 岡山オステオパシー研究所
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(注)文中用語について
オステオパシー医学とは
オステオパシーの原理
研究テーマ
テクニックの系統別分類
@筋膜リリース
Aカウンターストレイン
B筋エネルギーテクニック
C神経・筋テクニック
D頭蓋仙骨療法
E内臓マニピュレーション
F高速低振幅H.V.L.A
G体性感情解放

@筋膜リリース
Myofasciarl release
(マイオファッシャル・リリース)
(注)Myo=筋肉(マイオ又はマヨ)
   fascia=筋膜(きんまく:筋肉を覆う膜/体全体を覆うように連なった膜/内臓筋膜などの膜状組織)

ジョン.F.バーンズ P.T.により提唱された、主に表層に近い筋肉や筋膜の拘縮をほぐす(解放=リリース)ためなどに使用される、最も基本的で重要なテクニック。
筋骨格系治療の場合、まず最初に施すテクニックであり、治療しながら筋肉の状態などを触診できる。

軽度な筋肉障害や一過性の筋攣縮SPAZM(スパズム)であれば、カウンターストレインや筋エネルギーテクニックで緊張信号を解消することや、ストレッチやモビリゼーション(クラッキング「ボキボキッという音」を伴わない関節可動域改善法)で筋肉を伸展させる手技で改善されるが、重度な筋肉障害や慢性的な筋拘縮CONTRACTURE(コントラクチュアー)に対しては、あまり効果が期待できない。このような場合に「拇指押圧」という手技を用いる。

身体の中で一番負担がかかり、筋拘縮・コリがおこるのが、身体を支える脊柱起立筋(仙棘筋・最長筋・腸肋筋の総称)と後頭部から肩・背部を覆う僧帽筋であるが、広範囲にわたるので、ストレイン・カウンターストレインやマッスル・エネルギー・テクニックの効果は期待できないため、「拇指押圧」がもっとも有効になる。

硬くなった筋肉の中心部に、拇指(親指)の指腹にて垂直に圧をかけていくが、持続圧でソフトにタッチしていると筋肉が緩んでいくので徐々に圧を増していく。
表層が緩んだら圧を増し、段階的に深いところまで緩めていく。
シャープに圧をかけると弱い力でも痛みを感じやすいが、ソフトに持続圧で徐々に圧を増していくと痛みはなく、毛細血管やリンパ腺に損傷を与えず、俗に言う「揉み返し」がおこりにくい。

筋肉は硬いからといって、無理に強い力で「揉む・押す」をしても、満足感はあっても筋拘縮は解放されず、反射神経が反発して余計に拘縮を増し、重度になる傾向になり、リリースするには困難さを増す(時間がかかる)。
また、機械操作による牽引や無理なストレッチなども、反射神経が反発し、むしろ硬さを増し、再発を繰り返す可能性が強い。
筋肉は微妙で繊細なものであるので「拇指押圧」の他に、オステオパシーの「ストレッチ」や「モビリゼーション」等のテクニックも微妙なタッチで行なわれる。

一見「指圧」のようにも見えるが、あん摩、指圧、カイロプラクティック等の類似技とは全く違うもので、「筋膜組織の一部にプレッシャーをかけると筋膜組織全体が反応し、持続圧を保つと自発的解放(リリース)が始まり、神経や血管組織への負荷や筋拘縮が起こした骨格を正しいアライメント(位置)にの戻す。」という繊細なテクニックである。

非常に地道なテクニックで、簡便そうにも見えるが基本中の基本であり、時間と持久力と繊細さが必要で、また一番多用され、奥が深いテクニックである。

※「筋膜リリース」は厳密に言うと「筋 ・筋膜リリース」であろうが、痛みを感じる知覚神経は筋膜に多く分布 しており、すなわち痛みを知覚しているのは筋膜の場合が多い(筋膜性疼痛)ので、通常「筋膜リリース」と 呼ばれる。
※「筋膜リリース」の定義は難しく、広義では「ストレイン・カウンターストレイン」「マッスル・エネルギー・テクニック」等も筋・筋膜の拘縮を解放する手技なので含まれるのだが、ここでは、「拇指押圧」「筋膜ストレッチ」を特に「筋膜リリース」と定義付けます。

  

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